「伝わっているか?」を読んで面白かった
感想
読んだ。さびれた2丁目のお店にイルカが現れて、いろんなコミュニケーションの話をして、キューキュー鳴く話で、とてもおもしろかった。20個くらいの便利メソッドをこのよくわからないシチュエーションでわかりやすく読める構成になってる。
「伝える」っていうことと「伝わる」っていうことの間は結構大きい。 「僕は◯◯って言ったんだけどね(あいつわかってないわ〜)」みたいなのはよくある。 言っただけっていうやつ。 言えば伝わるわけじゃないよね?
って長いこと生きてると反省する機会がよくある (そもそも伝えてもなかったってこともあるけど、まあ今は置いとこう)
「伝える」ことばかりを考えると、結局、相手のことを考えず、自分の意識を押し通すエゴになってしまう
今よりもだいぶ若い時、僕は間違ってない!正しいことを言ってる!論破論破〜。みたいなことをよく思ってたんだけど、僕は別に正しいことを言いたいわけじゃないんだよな…ってことに気づくくらいに大人になるような経験があったりした。正しいこととかには引力があるので、僕がやりたいことってなんだっけ?目的なんだったっけ?っていう呪文を唱えながら、話すようにしたい。
答えは、いつも、相手の中にある
僕がAだと言った時に、相手にはBだと伝わるかもしれない。 相手にAだと伝わるには、僕はCだって言ったほうがいいかもしれない。 Dさんが言ったことと同じことを僕が言っても伝わらないかもしれない。 何を言うかよりも誰が言うか、ということもある。
「相手のして欲しいことを想像する」のがコミュニケーションには大切
相手のして欲しいことを想像しながらコミュニケーションするのとしないのとではだいぶ違うと思う。Try & Errorがやりやすくなるのかなあ。想像が外れることもあるし、して欲しいことをやるのがいいことでもないこともあるけど、仮説を立てながらやるといいってことなんすかねえ。
コミュニケーションはセンスではなく、技術です。
とのこと。技術が「わかる」と「できる」の間も結構大きいので、なるべくできるようになりたいなあって思った。「伝わる」ように「伝える」のは難しいんだけど、そこらへんあきらめても生きやすくはならないので、なるべくあきらめないっていうのが今のところの結論です。
メモ
チームでランチしてるときにこの本の話してたら、面白そうって5人くらいその場で買ってくれたw(ん?!そうか伝え方がうまくなっちゃったのかもしれない!?) なんかうれしくもあり、ちょっと悪い気もしたので、なんとなくエントリも書いてみましたmm(ちなみにチームのチャットbotがキューキュー鳴くので、イルカがキューキュー鳴くのが僕的にポイントが高かったのでした :dolphin: )
去年の今ぐらいに出た本で、本屋でみかけたときは表紙だけ見て「伝え方が9割系か、最近こういうの多いな〜」ってスルーしたのをなんとなく覚えてる。最近インターネットでみかけて、アマゾンプライムの無料で読めるやつで読んでみたら面白かったので一気読みした。後で買い直そうと思う。